去る3月27日/28日に参加しました「プラモデル展示・実演会」のレポートです。
私自身どれだけの人に集まっていただけるのか、どんな人が訪れるのか非常に不安な展示会だったのですが、予想以上の来場者と年齢層の広さには驚かされました。
実演会のほうも、当初の計画は「暇つぶしに素組みでもしてようかな?」の発案がエスカレートして、何か来場者の質問に答えられるようなものにしたいと話はふくらみ、ガンプラは私、クルマはM氏と二人で臨む体制となりました。これが予想以上に反響がよく、これを目当てに来場したという悩めるモデラーさんたちもいたようです。
ところで、今回の話の発端ですが、戦車を主に製作している57式さんが「単独でも開催したい」という熱意が知り合いのつてで某ショップの店長に伝わり、もっと大々的にやりましょう!広告も打ちましょう!ということから私にも声がかかりました。ですから今回のメンバーはまったく初対面の寄せ集め集団だったわけです。
さて、本来ならこの段階で某ショップの店長による顧客の掘り起こしや、販売促進といったスポンサー色が強くなるはずなのですが、「あくまで有志による開催、私も一出品者として参加します」という粋な計らいから、会場には模型店介在の面影はなく、さらにサークルの発表会的雰囲気もない・・・ある意味つかみ所はないわけですが、非常に入りやすい空間になったようです。
来場者の客層に関してですが、当初私の予想は3-40代の男性が主で、ある種オタ的モデラーが訪れる程度なのでは?2日間でいいとこ100人前後訪れれば十分でしょうと思っていました。
ところが開けてびっくり。意外にも年配の方が多い!さらに小学生に付き添うお母さん、ベービーカーを押すパパさんモデラーと、あまりの年代層の広さに驚くばかり
「模型製作って十分認知された趣味なんだなぁ」
「私がおじいちゃんになってもガンプラ作ってていいんだな」
・・・・と自身を持たせていただきました。
さて、写真を見ていただければお分かりいただけるのですが、展示した模型のほぼすべてが誰でも触れるようにそのままテーブルに並べた状態。にもかかわらず、倒れたり壊されたりするものは一台もなく、逆に製作者が手にとって苦労話や込み入った技法などを説明するなど、来場者とは非常にフレンドリーに接することが出来ました。ガラスのショーケースではないそのものを見られるという効果は絶大なようです。
よく子供が勝手に障ることを気にする方がおられますが、「さわっちゃだめだよ!これはみんな宝物なんだよ!!」などとほぼすべてのお母さんは子供を制止しておりました。
おそらく世界にたった一つしかないものの価値は女性のほうが強く感じるんでしょうねぇ・・・ 今回の出展は私のガンプラが約4分の1ほど、M氏のクルマとバイクも同じく4分の1。ミニカー(完成品)もやはり4分の1。
そのほかは発起人の57式さんの現用戦車軍やワゴン専門というSA改さん、さらに12分の1のポルシェしか作らないK宮さんにデコトラ一本の条さんなどなど約十名と当日飛び入り1名で占められました。
お待たせしました。私自身もすべてを撮影できる余裕もなく、撮影することが出来た一部の作品ということになってしまいますが、ご覧ください。 さらに感想などを掲示板に寄せていただければ幸いです。
ポルシェからフェラーリを作ってしまうパテの帝王。K宮氏のビックスケール
「これ全部一人で作ったんですか?」「すべてもってきちゃいましたから!!」私(管理人)の作品
・・・ということで、もし身近でこのような催しがあったら是非足を運んで見てください。現物のすばらしさは到底ネットではかなわない迫力があります。
そして、展示会を開催してみたいというかたも、あんずるより何とか。格安で人の集まる場所を確保して、新聞等の無料のイベント案内を活用すれば必ず成果が得られると思います。
みなさんもぜひ開催してみてはいかがでしょうか?やったもん勝ちですよ♪